ども、YAPIです。
普段のキャンプは関西圏、でもたまにはがっつり遠出してみたい。
しかし7歳のムスメはクルマに乗れるのは3時間が限度、そして運転はワンオペ。
そうなると関西から四国、九州、はては北海道など遠距離移動はなかなか難しい…と思っていましたが「そういえばフェリーがあるじゃん！」と気づきました。
クルマと一緒に目的地付近まで移動できて、食事も睡眠もゆっくりとれそうなフェリー旅。
大阪〜愛媛間を運行する「オレンジフェリー」に乗ってきました。
オレンジフェリーの概要
オレンジフェリーは四国開発フェリー株式会社の運営する海運会社。
大阪～愛媛、愛媛〜大分航路で旅客フェリーを2隻、新居浜～神戸でカジュアルフェリー1隻を運行しています。
大阪・大分航路は旅客メイン、神戸航路は貨物メイン（乗用車も利用可）です。
今回利用したのは大阪～愛媛航路。
簡単にまとめた概要はこちら。
<概要>
【航路】大阪～愛媛（大阪南港〜愛媛東予港（愛媛県西条市）
【乗船時間】22:00発〜翌6:00着（大阪〜愛媛航路）
【料金】ロイヤル（定員2名）17,800 円〜、スイート（定員2名・和室4名）12,700 円〜、デラックスシングル（定員1名）10,000 円〜、シングル（定員1名）8,200 円〜、シングル+（定員2名）8,200 円、ウィズペットルーム 各室料金+6,000円
※金額は大人1名あたり、小人は大人運賃の半額
【自動車運賃】15,200 円（3ｍ未満・ミゼットなど）、17,900 円（4ｍ未満・ヤリスなど）、21,700 円（5m未満・ランクルなど）、27,000 円（6m未満・ハイラックスなど）
【その他運賃】1,800 円（自転車など）、4,300 円（原付など）、6,000 円（750cc以下の二輪車）、ペットケージ（1,200円）
【設備】客室、船内レストラン、展望バスルーム、ラウンジ、ゲームコーナー、キッズコーナー、マッサージチェア、船内wi-fi
【割引】往復割引10%OFF、WEB予約5%OFF、学生割引20%OFFなど ※2023.9現在
1歳～小学生未就学の子どもは大人1名につき1名無料、また自動車運賃には運転手1名分のシングル料金が含まれています。
大阪〜愛媛間のフェリーは「おれんじえひめ」と「おれんじおおさか」の2隻が日替わりで運行中。
どちらも2018年に進水した新造船で「動くホテル」と呼ばれる快適設備が特徴です。
当日は「おれんじえひめ」に乗船しましたが、2隻の分かりやすい違いは内装色。
えひめは暖色、おおさかは寒色でまとめられています。
ご当地グルメも生ビールも。しっかり美味しい船内レストラン
動くホテルと言われるオレンジフェリーの楽しみの一つは船内レストラン！
席のレイアウトはゆったりしていて、窓から外も見えます。
レストランは⚪︎⚪︎食堂のように並んでいる料理を自分で取って会計するセルフスタイル。
暖かいメニューは都度調理されるものもあり、呼び出されたらカウンターに取りにいきます。
何はともあれ生ビール（500円）と疲れた体に染みる小魚の南蛮漬け（400円）
長距離移動中にビールが飲める幸せ！
飲み物も食事と同じカウンターで注文する仕様なのでちょいちょい混み合います。
ペース早めの方はビール中瓶（600円）を2〜３本頼むとか、メガハイボール（800円）がおすすめ。
メニューは公式サイトにもありますよ。
揚げたてカツと上品なカレーソースが美味しかったカツカレー（900円）。これでビール3杯いける。
牛肉も白飯もたっぷりな牛丼（800円）
その他、要予約のホテルビーフシチューセット（2300円）や宇和島名物の鯛めし（1500円）、本場きつねうどん（700円）などメニューは豊富。
愛媛と大阪のご当地感もあって面白いです。
朝の出発がゆっくりでOKな方は朝食（予約制・900円）もありますよ。
移動しながらぐっすり眠る！スイート＆シングルルーム
フェリー旅の寝室といえば大部屋の和室・雑魚寝がデフォルトでしたが、オレンジフェリーの寝室はレベルが違っていました。
こちらが自動車運賃とセットになっているシングルルーム。クオリティが高い！
シングルベッドとテーブルセット、鏡まで付いてます。
パリっとしたシーツが清潔・快適、寝心地もよく必要十分！
ただ壁は薄いので声はフロアに響きます。
ベビーベッドの持ち込みも出来ますが、乳幼児はちょっと厳しいかな…
何気に便利なハンガーも。
快適に一晩が過ごせる部屋ですが、注意点は「窓がない」「外鍵がない」「電波が届かない」事。
シングルルームは船の内側にレイアウトされているので窓がありません。
内鍵はありますが外鍵は無いので、貴重品を部屋に置きっぱにできません（外に貴重品BOXあり）。
あとは電波。船内ロビーなどでは問題なく通信できても部屋に入ると電波が入らなくなる事も。
デジタルデトックスとして諦めるのが心身ともに健康的です。
船内はフリーwifiもありますが、接続人数が多いと繋がりません。諦めが肝心です。
もしもの時の救命胴衣は机の下に。
部屋はコンパクトで、良く言うと「包まれる安心感」。
悪く言うと「窮屈な閉塞感」という部屋ですが、船の振動も少なくベッドが快適なのでYAPIは好きな空間。
ネットも早々に諦めて照明を落として朝までぐっすり眠りました。
そしてこちらはスイートルーム！
ムスメのテンションも爆上がり。
広々した部屋にセミダブルの2ベッド。窓があるのもイイ感じ。
専用の洗面台と大きなテレビ、ホテルライクな設備はさすがスイート。
ルームキーがあるので施錠OK！荷物を置いてお風呂など外出できます。
まさに動くホテル。快適！
これより上のグレードにはお風呂付きの「ロイヤル」があります。
全室で転落防止の「ベッドガード」や「簡易ベビーベット」も無料で借りれるので、幼児と一緒の旅でも安心です。
船内の様子はこんな感じ
船内は落ち着いた内装で、普通にホテルで過ごしているのと同じ感覚で過ごせます。
螺旋的な階段とシックなしつらい。ここだけ見たらまさにホテル。
ブルー系のインテリアは「おれんじえひめ」の特徴です。
各フロアにはソファやチェアセットがありくつろげます。
お酒を囲んだ飲み会もちらほらと。楽しそう。
朝は海を眺めてゆっくりと。
展望浴室もあり…
そのあとはマッサージチェアに。癒ししかない。
自販機にはハーゲンやドリンク類が。
アルコールの自販機はありませんが、船内レストランで缶ビールなどは購入可能です。
その他にはタオルやハミガキも売ってます。
目的地着は6時。早起きしてデッキを散歩している人も多いです。
乗船のポイントはこちら
今回は大阪（南港）〜愛媛（東予）で乗船したオレンジフェリー。
乗って気づいたポイントをまとめました。
・乗船手続きは早めに
乗船時は出発の2時間前（20時）から乗船可能になります。
前売り券購入の方は出港約30分前まで、その他の方は出港約1時間前までに窓口で手続きを行います。
予約状況によって手続きに時間がかかる場合もあるので早めに行っておくのが安心です。
車検証もお忘れなく。（クルマに積んで無いと違反ですが）
・食事場所を時間を決めておこう
乗船時間が8時からと、子ども連れにはやや遅い時間なので悩ましいのが夕食時間。
南港・東予港ともに最寄りの飲食店（ファミレス）はクルマで10分前後であります。
ここで早めに済ませるか、乗船してから船内レストランでゆっくりとるか。
予定に前もって組んでおくと安心です。
出発前にサクっと！南港のファミリーにおすすめ飲食店
・ガスト 大阪南港ATC店
【店舗検索｜すかいらーくグループ】ガスト 大阪ＡＴＣ店（から好し取扱店）の住所、電話番号、地図、詳細情報や施設への行き方…
・サイゼリア 大阪南港ATC店
【店舗検索 | サイゼリヤ】サイゼリヤ 大阪南港ATC店の住所、電話番号、地図、詳細情報や店舗への行き方などを確認できま…
出発前にサクっと！東予港のファミリーにおすすめ飲食店
・ジョイフル 西条東予店
ローカルなお店も点在してますが夕食時は予約が必須。子連れだとファミレスがやっぱり便利。
・ネットは諦めが肝心
ネット環境は船内内部のシングルルームでは電波が届きにくいです。
窓のあるスイートなどの部屋では繋がりやすいですが、出航すると圏外になる場面も。
船内wi-fiも安定しては繋がりにくいので、夜にネットサーフィンは微妙かも。
アマプラなどオンラインのビデオで見たいものがある場合はあらかじめDLしておくのが安心です。
長距離移動後も元気！旅を100%楽しむフェリー移動
フェリー移動のいいところは、移動しているのに疲れないところ。
長距離をクルマで移動するとそれだけで結構疲れてしまって、目的地に着いたらもう休みたいテンション…なんて事も。
5〜6時間も運転するとさすがに疲れますよね。
せっかくの旅行、目的地に着いてテンションが上がらないともったいないです。
フェリー旅は朝こそ早起きになりますが、軽く飲んで大浴場につかって早めに寝て6時間睡眠を確保。
目的地近くの港に着いた時には長距離移動したにも関わらず心身の充電バッチリです。
特にオレンジフェリーの「おれんじえひめ」「おれんじおおさか」は新造船で設備も快適。
スイートはもちろんシングルでも快適に眠れました。
旅の帰り、早朝に大阪に着いて帰宅後、そのまま普通に出社するくらいには元気でした。
移動中も楽しく快適、時間をフルに活かせるフェリー旅。おすすめです！
フェリー旅 ビールがおいしい みなうれし
※なにしろ移動しながら気兼ねなくビールが飲めるのが幸せなのです。
最後まで見ていただきありがとうございました。
あなたのファミリーライフが、素敵に楽しいものとなりますように！
オレンジフェリーの詳細はこちら